次善の策 2014 3 23

 欧米は、ロシアが領土として編入した「クリミア」について、
激しく非難していますが、「クリミア併合」は、あきらめるしかありません。
 それは、昨年の「シリア問題」で経験しているはずです。
あの時は、シリアの民衆運動とアサド政権の暴政が、同時平行しましたが、
アサド政権の後ろにあるロシアが、どうしても、はがれなかったのです。
 ロシアがアサド政権を支援することは、
国際社会においては、大きなマイナスであり、
何の得にもならないと思われましたが、
ロシアは、シリアにある地中海に面した、
海軍基地を失うことをひたすら恐れたのです。
 「あれは、海軍基地というよりも、
単なる拠点だから、そんなに、こだわることはない」と思うのでしょうが、
それでも、ロシアは、シリアにある海軍基地に、こだわり続けたのです。
 さて、ウクライナにしても、クリミアにしても、
ロシアにとっては、玄関のようなものです。
要するに、ロシアにとっては、死活問題でしょう。
 だから、「クリミア併合」については、
欧米が、どんなに頑張っても、時計の針は戻らないのです。
 それよりも、次善の策を考えるべきです。
ロシアの領土が、さらに拡大しないようにすべきでしょう。

お金がない Money runs low 2014 3 22
 ウクライナをめぐって、
欧米とロシアは、制裁合戦をしていますが、
冷静になってほしいと思います。
 ウクライナは、現在、
「Money runs low.」という状態です。
つまり、ウクライナは、ギリシャのように、
経済的に破綻しているのです。
 誰が、ウクライナを金銭面で支援するのか。
日本人から見れば、地理的に近い欧州かロシアが、
ウクライナを金銭面で支援すべきだと考えるでしょう。
 欧州がウクライナを支援するとなると、
欧州金融危機の「ギリシャ救済」のような仕組みが必要となるでしょう。
 日本の場合は、ウクライナに対する金融支援となると、
国民的な合意を得るのは、難しいと思います。
日本人にとっては、あまりにも遠い国だからです。
 もちろん、遠い国でも、
欧州金融危機で、フランスを支援するとなると、
国民からは反対は出ないでしょう。
 フランスは、日本人が大好きな観光地である上に、
文化的にも芸術的にも親近感を感じる国でしょう。
日本人の「フランス絵画」に対する好みは突出していると思います。
 実は、私の部屋にも、
ゴッホの「アルルの跳ね橋」の複製画があります。
 ゴッホは、フランスのアルルに到着した時、
「この地方は大気の透明さと明るい色の効果のため日本みたいに美しい。
水が美しいエメラルドと豊かな青の色の広がりを生み出し、
まるで日本版画に見る風景のようだ」と書いているそうです。
(ウィキペディアから引用)
 実は、私は少年の頃、絵を描くのが好きで、
とりわけ、青の絵の具を使うのが得意だったのです。
 もちろん、私は、日本人だから、
「赤富士」の絵もあります。
夕日で赤く輝く富士山の絵です。






























































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